俺は九条烈、33歳。福岡にいる。元プロキックボクサー、リングには4度上がった。引退した今は、メルオペで月60万を稼ぎ切る。
ストイック? 自己管理の鬼? 勝手に呼べ。本気でテッペン獲るなら、これくらいが普通だろが。中途半端な奴に、俺は興味ねぇ。💥
だがな、今の俺があるのも、過去の死に物狂いな日々があってこそだ。
特に大学時代。プロを目指してキックボクシング漬け。マジで金がなかった。練習と学業、それにバイトを詰め込む毎日。体はボロボロ、心もギリギリだったぜ。
そんな中、急な出費が何度か俺を追い詰めた。新しいグローブ、防具の買い替え、遠征費用。キックボクシングは金がかかる。プロを目指すとなれば、その額は跳ね上がるんだ。
貯金なんて夢のまた夢。その日暮らしに近い状態だった。
だが、金を理由に夢を諦めるなんて、俺の選択肢にはなかった。
だから、俺は短期バイトを探した。日払い。即金が手に入るヤツだ。
そうでもしなきゃ、次の試合も、次の練習も、俺には来なかった。道が閉ざされる。
大学3年の冬、21歳の頃だった。プロテストを目前にして、新しいヘッドギアとマウスピース、それに遠征用の交通費が急遽必要になった。合計で5万と少し、それくらいは必要だったな。練習と学業で固定のバイトに入る時間が取れない。そこで目をつけたのが、イベント系の短期バイトだ。
福岡市内で開催された大規模ビジネスイベントの設営補助。その中にあった、来場者の受付データ入力と資料準備。時給1,100円。あの頃にしては悪くない、即戦力だった。
3日間、朝9時から夜8時まで、休憩以外はぶっ通しだ。PCの前に張り付いて、ひたすら名刺情報や事前登録データをシステムに入力していった。
会場のバックオフィスは雑然としてて、人も多く、騒がしい。集中力を持続させるのが、マジでタフな勝負だったな。
だが、俺はやるって決めたら徹底する。ストイックさが俺の武器だからだ。
どうすればもっと早く、正確に打ち込めるか? 無駄な動きはないか? キーボードを打つ指の配置、マウスを握る手の角度。そんなことまで考え抜き、無心でデータを打ち続けた。
周りの奴らが「もう無理」「疲れた」とか弱音を吐いてる中、俺は黙々と作業をこなす。これが次の自分の飯の種になる。そう信じて疑わなかった。
結果、3日で約3万稼いだ。正直、目標には届かなかったが、残りは別の短期バイトで補填した。あの3日間でPCスキルと、何より「どんな状況でも集中して成果を出す」という根性が鍛えられたと確信してる。
もう一つ、記憶に深く刻まれている短期バイトがある。これは少し特殊だった。
大学卒業を控えた時期だ。プロの試合で結果が出せず、進退に悩んでいた。正直、引退も考えていた頃だったな。そんな不安定な時期に、どうしてもまとまった金が必要になった。貯金は完全に底を尽きていたからだ。
その時見つけたのが、とある企業の資料整理と、それに付随するデータ入力の短期バイト。期間は1週間。時給は1,300円。
膨大な紙の資料を種類別に分け、番号を振り、古いデータは廃棄、新しいデータはスキャンしてPCに取り込む。そしてそれを所定のフォーマットに入力していく作業だ。
完全に地味な作業。体を動かすキックボクシングとは真逆の世界だったな。
だが、俺はどんな仕事でも手を抜かねぇ。
「どうすればこの資料を最速で処理できる?」
「どうすれば入力ミスをゼロにできる?」
「どうすればファイル検索がしやすくなる?」──考える。徹底的に。
俺にとって、どんな作業もリングの上と同じだ。最高のパフォーマンスを出す。それだけだ。🥊
よくある質問
日払いバイトはどんな時に役立ちますか?
本文では、プロキックボクサーを目指す主人公が、急なグローブや防具の買い替え、遠征費用など、予期せぬ出費が重なった際に日払いバイトを利用したと語られています。特に、固定のバイトに入る時間が取れない状況で、即金が必要な場合に非常に有効な手段となります。
日払いバイトで得られるスキルや経験はありますか?
主人公はイベント設営補助のデータ入力バイトを通じて、PCスキルを向上させました。また、雑然とした環境で長時間集中して作業をこなし、効率を追求した経験から、「どんな状況でも集中して成果を出す」という根性を鍛えられたと述べています。これは、後の人生にも役立つ貴重な経験となりました。
日払いバイトで具体的にいくら稼げましたか?
大学3年の冬、プロテストを控えていた主人公は、新しいヘッドギアやマウスピース、遠征費として合計5万円強が必要でした。イベント系のデータ入力バイトで3日間、時給1,100円で働き、約3万円を稼ぎました。目標額には届きませんでしたが、残りは別の短期バイトで補填したと語っています。


